最も一般的な外壁塗装の塗料です。耐久性・防汚性は低いですが、価格の安さが最大の魅力です。また、発色が良く重ね塗りなどの施工性にも優れています。耐久年数は約8年程度と短いためこまめにメンテナンスを行う必要があります。
アクリル塗装より耐久性が高く、価格はアクリルより多少高い程度です。塗膜が柔らかく密着性に優れ、価格、耐久性、機能性などにおいて最もバランスが良い塗料です。耐久年数は約10年ほどです。
シリコン塗料はアクリル系塗料の一種で、外壁塗装には欠かせない塗料です。シリコン系塗料の耐久年数は12年~15年と長く、長期にわたって美しさが保たれます。耐久年数と価格を考えると一番コストパフォーマンスの良い塗料と言えます。
セラミック塗料は耐久性や耐熱性、紫外線にも強く、汚れも付着しにくいとても良い塗料です。セラミック塗料には様々な種類があるため、種類によって耐用年数が異なりますが約15年が目安と言われています。セラミックはもともと硬度が高い素材なので、ひび割れが起きやすいというデメリットもありますので、用途によって使い分けるのが良いでしょう。
アクリル系塗料やシリコン系塗料に比べて耐久年数が長いのがふっ素塗料の特徴です。耐久性に優れた機能だけでなく、コーティング効果により雨が降った時に外壁に付着した汚れが落とせるので、美しさをいつまでも保っ効果があります。ただし、価格が高いのがデメリットです。
外壁塗装において、近年関心が高いのが遮熱・断熱効果のある塗料です。特に夏場の光熱費の削減につながる遮熱・断熱塗装が現在脚光を浴びています。素材が熱を蓄えないので手で触れることができますし、エアコンの冷気の温度に近づく性質があるので、無駄な電力消費を抑えて大きな省エネ効果につなげます。耐用年数15年ほどです。
いま話題の光触媒コーティングは通常の外壁塗料の上から光触媒コーティングをすることにより、壁に付着した汚れを光と雨を利用し、清潔に保つ効果があります。二酸化チタンが紫外線と反応し、汚れを分解し、タバコやアンモニアなどいやな匂いも分解しする殺菌効果もあります。人体にも一切害がないコーティング材なので、食品工場や医療器具、保育園などでの施工用途があります。